店長
吉田 尚司
SHOJI YOSHIDA
私がこの会社を
選んだ理由
私は30歳まで、外食チェーン店の店長をしていました。でも別の会社と統合されたのを機に退社。パチンコが好きだったので、アルバイトとしてフェイスに入ったのが最初の出会いだったんです。
最初は「誰でもできる簡単な仕事だろう」と思っていました。でも、大間違い。実際やってみると、飲食店の接客より難しかったですね。商品に形がないんですから。でも、だからこそおもしろいと思いました。
また当時は、外食企業よりも接客も人材もレベルが低かったので、「自分が変えてみせる!」という気持ちでがんばりました。その結果、正社員になって5年で店長になることができたんです。
仕事で大事にしていること
同じ店長でも、飲食店の店長とは全然違います。まず売上高が違う。飲食店は1日20万~30万円程度でしたが、今の店は1日に2000~3000万円。スタッフの数も60名と、飲食店時代の4倍もいます。
任される規模が大きいぶん、プレッシャーもありますが、やりがいも大きいですね。競合店がひしめくなかで、いかに計画通りの業績を上げていくか。知恵を絞る毎日ですが、なかでも大事にしているのは、スタッフの教育です。扱っている機械はどこもほぼ同じ。ならば人の力で差別化しようと考えています。
特にこだわっているのは、あいさつ、身だしなみ、時間を守ること。人の印象を決めるのはこの3つですからね。だからスタッフには厳しくいっているし、自分自身も手本になれるよう心がけています。店の中だけでなく、社会に出たときに役に立つものを教えたい!という気持ちも強いですね。
つい最近、うれしいことがあったんですよ。うちにアルバイトにきている学生が就活をすることになって、面接官に「きちんとしているけど、どこで教えてもらったの?」と聞かれたらしいんです。そうしたらその子が「フェイスです」と胸をはって答えてくれたらしくてね。面接官も感心していたらしいんですよ。おまけに内定ももらえたらしくて、自分のことのようにうれしかったです。
これからの目標
学生たちへのメッセージ
私は、みんなが出勤したくなるような店をつくりたいんですよ。その雰囲気はお客様にも絶対に伝わるから。そのためには相手の話を否定せずに全部聞くし、自分が思っていることもダイレクトに伝えます。
なかには成長が遅い子もいます。でも私は誰に対してもあきらめません。誰にでもいいところがあるんです。そこを探し、ほめて伸ばしてあげればいい。
社長も私たち社員のがんばりをいつも見てくれています。これだけ1人1人のことを考えているトップがいるのかなと思うくらい。だから私たちも手が抜けないし、自分の部下に対してもあきらめることがないのだと思います。社長は今、「若手の育成が大事」といっているので、皆さんにはこれからますますチャンスがあるはず。がんばりがいがありますよ。努力がむだにならない会社だから。
吉田 尚司のプロフィール